脱炭素社会に貢献する新エネルギー
ブラックバークバークペレット(BBP)
「ブラックバークペレット(BBP)」とは、木の皮を固めてペレットにした後、さらに熱処理により炭になる手前の“半炭化”状態にした木質バイオマス燃料“ブラックペレット”の一種です。西条ペレット工場で製造するBBPは、地域の林業や木材加工の際に発生し、これまで十分に活用されてこなかった杉やヒノキの皮(バーク)を原料として有効活用しています。
ブラックバークペレット(BBP)の
用途
BBPは主に石炭火力発電所での石炭の代替燃料や、
鉄鋼・非鉄金属工場での精錬時に使うコークス代替
として利用されます。
1. 一般炭の代替
- 石炭火力発電所の燃料
- セメントのキルン燃料
- 産業用・製紙用ボイラー燃料
2. 微粉炭/コークスの代替
- PCI(微粉炭吹込み)燃料
- 還元剤
ブラックバークペレット(BBP)の
特性
BBPが石炭に特性が近くハンドリングが容易。取り扱うための大型初期投資が不要で、
既存設備を活かして石炭混焼ができます。
高い”発熱量”
BBPは石炭に近い発熱量(約5,000kcal)があるため、石炭火力発電所で石炭に混ぜて燃焼させる際に、発電効率を下げることなく運用することができます。
水に強い”疎水性”
BBPは雨水に濡れても品質が変化しないため、石炭と同様に“屋外に積み上げて保管”することが可能で、管理・輸送コストを抑えることができる。
石炭に近い“粉砕性”
BBPは石炭と同様に容易に粉砕できる特性があるため、石炭と同じミル(粉砕機)でBBPを粉砕でき、最大20%の石炭混焼が可能。
ブラックバークペレット(BBP)が
脱炭素社会に貢献する理由
一般的に森林資源は、光合成により成長過程で吸収する二酸化炭素の量と、燃焼時に排出する二酸化炭素の量が等しいため、カーボンニュートラルであるとされています。BBPはさらに製造プロセスにもおいても、環境配慮にこだわりました。
BBPの原料は地元から調達するため、原料輸送時の二酸化炭素の排出は最小限に抑えられます。さらにバークを乾燥・半炭化するさいの熱源には、バークの一部や、バークを加熱すると発生する「木質ガス」を回収して利用しているため、化石燃料をほとんど使用しません。そのため、BBPは原料の調達から製造、そして石炭の代替として燃焼されるまでのサイクル全体を通して、環境に配慮した脱炭素社会に貢献するエネルギーであると言えます。